SPECIAL EDITION

祝!世界文化遺産登録へ 富士山

この夏、富士山が世界文化遺産に登録されようとしています。
JAPAN ATTRACTIONS<ジャパンアトラクションズ>では、登録を記念して富士山特集をお送りします。

富士山と日本人

なぜ世界遺産に富士山が登録されようとしているのでしょうか。
それは富士山が日本人の「信仰」と「芸術」に大きく関わってきたことが評価されたからでした。

富士信仰

富士信仰とは、17世紀頃から始まった、富士山を神として崇める風習です。
現在の東京を中心に関東で流行し、各地で信仰するグループ「富士講」が現れました。
富士講は祈りを捧げる行事と富士登山をたびたび行いました。

また、富士講は富士山まで出かけなくても、家の近くで富士詣でをしたことと同様に見做すことができるように、石や土を盛って富士山の神を祀った富士塚という、塚を築いたりしました。
その塚は今でも品川や千駄ヶ谷、目黒などに残されています。
富士講は現代社会となり、今ではほとんど残っていません。
しかし、富士山を誇らしく思うことは、日本人なら誰でも思うことです。

富士山と芸術

富士山は古くから日本人の芸術のモチーフとなりました。

富士山と美術

富士山の美術としては、世界的にも葛飾北斎の富嶽三十六景の神奈川沖波裏が有名です。
歌川広重などによる浮世絵の他、重要文化財になった絵図も多数あります。

  • ▲絹本着色富士曼荼羅図 狩野元信(伝)

  • ▲神奈川沖波裏 葛飾北斎

高尚な美術品でなくても、庶民の間にも身近なところで出会うことができます。
例えば銭湯。壁面は富士山と決まっていますよね。
また、気づく人は少ないかもしれませんがお札にも描かれています。
もし千円札を持っていたら裏面を見てみてください。
富士山の絵画に多く用いられる「逆さ富士」が見られますね。

富士山と文学

日本に現存する最古の和歌集「万葉集」の中には、富士山を詠んだ歌がいくつも収められています。
山部赤人(やまべ の あかひと)の「田子の浦 ゆうち出でてみれば真白にそ 富士の高嶺に雪は降りける」は、古文の授業で習ったのではないでしょうか。
富士山はこのような古い和歌から、17世紀の俳句、現代の文学にまで多く取り上げられています。

富士山と音楽

「富士は、日本一の山」
唱歌「ふじの山」は、一度は聞いたことのある曲ではないでしょうか。

ふじの山/札幌北野少年少女合唱団
富士山付近の地域では、信号機の補助音や時間を知らせるチャイムに使われ、富士山への敬意と誇りをうかがい知ることができます。

このように愛され続ける富士山を、あなたも体験してみませんか?
JAPAN ATTRACTIONSは富士山を見たり、感じられるイベントをご紹介します。

まるごと富士(同時開催:チャールズ・エマーソン 富士連作)

美しく雄大な富士山は、そのものが神の山として信仰の対象とされてきました。標高の高さと均整のとれた裾野…

-