ミュシャ館の舞台裏

堺 アルフォンス・ミュシャ館は、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ（1860-1939）の初期から晩年にかけての豊富なコレクションを所蔵する、日本でも珍しいミュシャに特化した美術館です。当館では、年に3回の企画展を開催し、毎回異なるテーマや作品を通じて、新たな視点からミュシャの魅力をご紹介しています。
美術館（博物館）の役割は、資料の収集や保存、調査研究、展示、そして教育普及など多岐にわたりますが、これらの活動が日々どのように行われているかは、あまり知られていません。 本展では「収集」「保存修復」「教育」「キュレーション」の4つのテーマに焦点を当て、当館のコレクションを紹介するとともに、当館を例に、普段は目に触れることのない美術館の裏側の仕事に迫ります。
初めてご来館された方にも、何度も足を運んでいただいている方にも、この展覧会を通じて改めて当館を知っていただき、当館および美術館の未来を考える機会になれば幸いです。