2月の旭川は平均気温が氷点下となり、街が厳しい寒さに包まれます。暦の上では春を迎える立春の頃、この季節ならではの景色と向き合いながら、雪と氷とあかりをテーマにした旭川冬まつりが開催されます。
豪雪地帯として知られる旭川では、一晩で驚くほどの積雪になることもあります。大量の雪を前向きに楽しむ工夫から生まれたのがこの冬まつりです。雪に悩まされるのではなく、子どもも大人も楽しめる力強い雪像を作りたいという思いが出発点になりました。
1960年に始まり、60年以上の歴史を持つこの祭りは、北海道の冬を象徴する一大イベントへと成長しました。会場には幅140メートル、高さ20メートルにもなる世界最大級の大雪像を中心に、市民が制作した雪像がずらりと並び、白銀の世界を彩ります。
2026年の旭川冬まつりは、アローラロコンとロコンをメインテーマに開催されます。北海道の推しポケモンとして活動するロコンたちが会場に登場し、より華やかで楽しい雰囲気をつくり出します。
会場には、旭橋や大雪山、ナナカマド、川の風景を背景にロコンたちが描かれた大雪像が制作される予定です。幅約120メートル、高さ約12メートルという大規模な雪像で、来場者を迎えます。
特別展示として、旭川に設置されているポケモンマンホールを再現したポケふた雪像や、約2.3メートル四方のモンスターボール雪像が登場します。
また、市内の小中学生を対象に募集した未来の旭川をテーマにしたレリーフ雪像も制作される予定で、今年はおいしいお米の未来を願うデザインが選ばれています。







