青森県八戸市で毎年2月中旬に行われる「八戸えんぶり」は、豊作を祈る伝統行事で、800年以上の歴史を持つ祭りです。
えんぶりの特徴は、馬の首をかたどった飾り「烏帽子(えぼし)」をかぶった踊り手が、田を掘り起こす所作を表すリズミカルな動きを披露すること。太鼓や笛の音が鳴り響く中、力強く頭を振り下ろす摺り(すり)の動作が、冬の街に春を呼び込むといわれています。
市内各所でえんぶり組による踊りが披露され、色鮮やかな衣装や勇壮な動きが訪れる人々を魅了します。
東北の冬を象徴する祭りとして、国内外の観光客から注目を集める文化行事です。




