蔵王の樹氷ライトアップは、冬の夜、雪と氷に包まれた蔵王の山々に、色とりどりの光をあてる特別な観賞イベントです。夜の闇に浮かびあがる“スノーモンスター”とも呼ばれる巨木のような樹氷は、昼間とはまた異なる幻想的な美しさをたたえ、真冬の蔵王を訪れる人々を別世界へと誘います。
ライトアップは例年、12月下旬から2月下旬にかけての数十日間に実施され、時間はだいたい17:00〜21:00(上り最終のロープウェイは約19:50)です。冬の厳しい寒さとなるため、防寒対策は必須です。
また、山頂駅やロープウェイ沿線から、水蒸気まじりの冷気とともに広がる無数の氷の造形――凍てついた樹木たちを間近で眺める“樹氷原パノラマ”は、雪山ならではの自然の芸術。ロープウェイで気軽にアクセスできるため、スキーやスノーボードが目的でない人にもおすすめの冬の観光体験です。
このライトアップは、白銀の世界とは異なる“光と影の冬景色”を楽しめる、蔵王ならではの冬の風物詩です。




