アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は50歳の時から約16年かけてスラヴ民族の歴史大連作《スラヴ叙事詩》を制作し、祖国チェコの独立と平和に自身の芸術で貢献しました。本作を実現するために、ミュシャは1904年以降たびたび渡米します。そして1909年に制作のための資金援助をアメリカで取り付け、1910年にチェコに戻って制作を開始しました。
ミュシャの画家としての一大事業《スラヴ叙事詩》を成し遂げるために欠かせなかったのが、彼のアメリカでの経験です。本展では「ミュシャとアメリカ」をテーマとして、ミュシャがパリで有名になるきっかけとなり、また彼の渡米に影響を与えた女優サラ・ベルナールに関連する作品や、《スラヴ叙事詩》の構想を始めるきっかけとなる1900年のパリ万国博覧会に関連する作品、さらにミュシャが渡米していた時期である1900年代の作品など、ミュシャとアメリカに関連する作品をご紹介し、ミュシャにとっての渡米の意義、そして彼の作品や人生に与えた影響を探ります。
ミュシャとアメリカ

最終更新日:2021年1月18日
開催日 | 2020年11月14日 - 2021年3月21日 |
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時間 | 9時30分から17時15分(入館は16:30まで) |
料金 | 一般 510円、高校・大学生 310円、小・中学生 100円 |
URL | http://mucha.sakai-bunshin.com/ |
開催場所 |
堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館) 〒590-0014 大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館2F~4F |